おはようございます。シーズン15お疲れ様でした。
氷統一シングル シーズン15
最終1338位 レート1909
でした。
目標としていた氷タイプ統一でのレート1900を達成できて嬉しいです。ポケモン剣盾S21でレート1900を達成して以来でしたから、喜びもひとしおです。
DLC第二弾「藍の円盤」解禁。SVランクバトルは毎回レートインフレと言われている気がしますが、個人的な目標として達成できたのでここに記録を残します。
◆コンセプト
氷統一ジェネシス 雷刃瀑砲Ω
タイプ統一による選出誘導・型誤認により、1ターン後に勝利を確定させる。
初手を重要視。覆す隙を与えない。まさに電撃戦術。まさにジェネシス理論。
◆所感
今回もパオジアン＋キュウコン&マンムーを基本として難しいポケモンへの対応策を考えていきました。以前使っていた悪テラスハチマキパオジアンは、0ターン開幕対面有利不利が強く、サイクル崩壊から壊滅させることもあれば逆に挽回できないことも多かったです。そこで今回は電気テラスタル+オボンのみで1ターン余裕を持っても負けない組み合わせを目指しました。
サーフゴーやハッサムに後出しができないPTなので、基本選出は鋼初手を意識した組み合わせです。パオジアンで電気テラスを切って負荷をかけていきます。ウーラオスが初手ならキュウコンに、ハバタクカミが初手ならマンムーに交換して盤面を作っていきます。
強力な新ポケモンとしてブリジュラスの参戦がありました。初手性能が高く、どのポケモンでもワンパンできず仕事をされがちです。特性じきゅうりょくで物理耐久も上がって気づくと手を付けられなくなり3タテされることもしばしば。そこでテツノツツミに改良を加えました。まずは特殊打点を高めようとこだわりメガネを持たせましたが、このブリジュラスというポケモンは特性がんじょうでなんでも耐えてきます。それならばこちらも一発何でも耐えてやろうときあいのタスキを持たせました。これで2回の行動が保証されてブリジュラスを落とした上、後ろに負荷かけて退場できるようになり、安定感が出ました。
次に問題となったのはママンロンゲという組み合わせでした。これはクリアチャームセグレイブで対策を考えた途端にマッチしなくなり結局回答が出せませんでした。
最後に竃オーガポン。悪テラスハチマキパオジアンがいれば困らなかったのですが今回は不在。そうなると一撃でも倒せず、炎＋草という技範囲に対応できないので後出しもできずで難しくなりました。もちろん炎テラスまで考えれば対応可能ですが私の構築ではその余裕を作れませんでした。そんな中で辿り着いたのがコオリッポです。竃オーガポンは特性かたやぶりでアイスフェイスを貫通してくるのですが、持ち物とくせいガードによってそれを防ぎます。場に出ても相手にバレないのがとってもずるいです。
これでひとまず構築完成、1700くらいから一気に駆け上がったと思います。
◆個別解説
①パオジアン@オボンのみ
わざわいのつるぎ いじっぱり 《電》
168-176-102-/-86-185
H100 A156 B12 D4 S236
■H:オボンのみ意識 偶数4n
A:電テラバースト HP175-防御120 水ウーラオス 100.5〜120.0％ 確定1発
:A2段階上昇 電テラバースト HP194-防御115 サーフゴー 95.8〜112.8％ 乱数1発（68.75%）,
HP177-防御120 ハッサム 100.0〜117.5％ 確定1発
:こおりのつぶて HP175-防御120 水ウーラオス 12.5〜15.4％ 乱数7発
B:攻撃200 水ウーラオス 《水》すいりゅうれんだ 100.0〜121.4％ 確定1発→オボン込みで確定耐え
S:116族 テツノブジン、エルフーン抜き
■鋼を起点につるぎのまいして3タテを目指す。サーフゴーやハッサムが仮想敵。後半はスカーフサーフゴーもハッサムも逃げてくるようになったので後ろを考えて積まずに殴る立ち回りも必要だった。最悪、水ウーラオスに対面電気テラバーストで撃ち勝てるが役割を失うのであまりしたくはない。PT全体としてテラスタルをパオジアンに集中できたのはよかったと思う。つよくてかっこいい❄️
ゆきふらし おくびょう 《水》
151-/-125-101-120-177
H20 B236 S252
■H:固定ダメ意識 50n+1
B:攻撃182 水ウーラオス すいりゅうれんだ 雪下43.7〜53.6％ 乱数2発（2.5%）
:攻撃182 水ウーラオス 《水》すいりゅうれんだ 雪下59.6〜71.5％ 確定2発
:攻撃200 水ウーラオス 《水》すいりゅうれんだ 雪下63.5〜75.4％ 確定2発
:攻撃182 ウーラオス インファイト 雪下44.3〜52.3％ 乱数2発（17.18%）
:攻撃200 ウーラオス インファイト 雪下48.3〜57.6％ 乱数2発（93.35%）
:攻撃189 パオジアン せいなるつるぎ 雪下30.4〜36.4％ 乱数3発（55.27%）
C:ムーンフォース HP175-特防80 水ウーラオス 76.5〜92.5％ 確定2発
,HP155-特防85 パオジアン 82.5〜98.0％ 確定2発
■ウーラオス、パオジアンに後出しからメインウェポンのゴツゴツメットで削り取る。すいりゅうれんだは後から水テラスタルされても大抵は6回触ることになり、パオジアン・マンムーのつぶて圏内に入る。相手が引っ込めてくる時にはオーロラベールでマンムーの負荷を下げてあげることを考えた。
あついしぼう しんちょう 《毒》
217-151-100-/-123-100
H252 A4 D252
じしん/こおりのつぶて/じわれ/うちおとす
■特防特化、残りA
A:じしん HP130-防御75 ハバタクカミ 87.6〜103.8％ 乱数1発（25.0%）,
HP175-防御120 ウーラオスれんげき 41.1〜48.5％ 確定3発
D:特攻187 ハバタクカミ ムーンフォース 25.3〜30.4％ 確定4発
:特攻187 ハバタクカミ@こだわりメガネ ムーンフォース 37.7〜44.7％ 確定3発
:特攻187 ハバタクカミ@こだわりメガネ 《妖》ムーンフォース 50.6〜59.9％ 確定2発
:特攻205 赫月ガチグマ 《無》ブラッドムーン 54.3〜64.5％ 確定2発
:特攻205 赫月ガチグマ 《無》ハイパーボイス 35.9〜42.3％ 確定3発
■ハバタクカミやガチグマなど特殊打点を相手にする。耐久調整レベルだとメガネハバタクカミに貫かれたので思い切って特防特化したところ安定した。相手目線2発目テラスタルしたら落ちそうだと思われるので、毒テラスで返り討ちにできた。ブーストカミにあまえるされてもめげずに突っ張っておけばなんとかなる。浮いてる鋼やクレセリアを苦手とするのでうちおとす採用。耐久系ポケモンはじわれ頼りでなんとかなれーだったが、勝ち可能性0から30まで上がるのは大きかった。
④テツノツツミ@きあいのタスキ
クォークチャージ ひかえめ 《霊》
131-/-135-193-80-188
B4 C252 S252
■CSぶっぱ、残りB
C:れいとうビーム HP197-特防85 ブリジュラス 58.3〜69.0％ 確定2発
■襷で安定感のある初手を担当した。彗星の如く現れた万能ポケモンブリジュラスに負荷をかけるためひかえめ採用。こだわりメガネを誤認させ後出しを許さず役割を遂行した。ブーストじゃないカミやパオに遅れを取るもののそれで負けたということもあまり感じなかった。れいとうビームの命中100が心理的にも勝率的にも安定をもたらした。
⑤セグレイブ@クリアチャーム
ねつこうかん いじっぱり 《霊》
215-192-129-/-107-120
H196 A76 B132 D4 S100
■H:8n-1
B:攻撃172 竈オーガポン ツタこんぼう 83.7〜99.5％ 確定2発
S:1段階上昇で110族抜き
■今回の再走余地。おんみつマント持ってキョジオーン対策をしていたが、ママンロンゲが流行った頃、対策に回せる枠がなくクリアチャームを持つことになった。テツノカイナとかイイネイヌとか鈍足ドレインパンチ枠を起点にした。スケイルショットが威力0で身体がバラバラになったので、原点回帰のきょけんとつげき採用。正直あまり打つ機会がなかったので使用感は微妙。
⑥コオリッポ@とくせいガード
アイスフェイス ようき 《星》
157-131-131-/-114-102
ナイスフェイス 157-131-91-/-74-190
H52 A244 B4 D28 S180
■H:4n+1
A:もろはのずつき HP155-防御104 竃オーガポン 92.9〜109.6％ 乱数1発（56.25%）
:アイアンヘッド HP130-防御75 ハバタクカミ 98.4〜116.9％ 乱数1発（93.75%）
D:特攻187 ハバタクカミ@こだわりメガネ ムーンフォース84.0〜99.3％ 確定2発
S:ナイスフェイス時、最速120族抜き
■渾身の竈オーガポン対策。ステラテラスはサブ技火力補強のおまけ程度。変えるならしんそく無効の霊かスケショ無効の妖か。唯一無二の特性アイスフェイス+とくせいガードでテラスタルに依存せずに役割を遂行をしてくれた。抜群特殊技は耐えないので現実的なラインとして、対面した際にアイアンヘッドで返せるメガネカミムンフォ耐え。つららばりが威力50で身体がバラバラになったのでアイススピナー採用。申し訳程度の受け対策にはらだいこを採用。今回のMVP。
◆選出について
キュウコン&マンムー＞パオジアンorテツノツツミ＞＞コオリッポ＞＞セグレイブ
正確に計算はしていませんでしたが、このポケモンがいる時はこのポケモン出してを徹底していました。上位ポケモンを例にしてこの機会に数値化してみます。
1.ハバタクカミ→マンムー1
3.竈オーガポン→コオリッポ5
井戸オーガポン→テツノツツミ1、キュウコン1
礎オーガポン→パオジアン1、テツノツツミ1
5.パオジアン→キュウコン1
6.ガチグマ→マンムー1
7.ブリジュラス→テツノツツミ5
8.サーフゴー→パオジアン5
10.ハッサム→パオジアン3、テツノツツミ1
11.イーユイ→マンムー1、テツノツツミ1
12.アシレーヌ→テツノツツミ1、パオジアン1
13.タケルライコ→マンムー1
15.テツノツツミ→テツノツツミ1
16.ディンルー→テツノツツミ1
18.トドロクツキ→パオジアン1、キュウコン1
19.キョジオーン→テツノツツミ1、マンムー1
20.オオニューラ→セグレイブ1
自分の動画を例に見てみましょう。
part14 1戦目 カイリュー、サーフゴー、アシレーヌ、ウーラオス、ハバタクカミ、イーユイ
→キュウコン2、パオジアン6、テツノツツミ1、マンムー2 となりますので、初手パオジアン、キュウコン、マンムーになりました。数字の大きいポケモンを初手に考えます。
part14 2戦目 パオジアン、ディンルー、モロバレル、アーマーガア、ブリジュラス、ウーラオス
→キュウコン2、テツノツツミ6 となりますので、初手テツノツツミ、キュウコン、残りはアーマーガア・ウーラオスにテラスタルで対抗でき、キュウコンが消耗した場合のケアに回れるパオジアンを選出しました。モロバレルが重いですが他に刺さっているポケモンも多いので無視しました。
part14 3戦目 キラフロル、ハバタクカミ、ウーラオス、カイリュー、ガチグマ、キョジオーン
→マンムー3、テツノツツミ1、キュウコン2 となりますが、初手性能からテツノツツミ、マンムー、キュウコンを選出しています。キラフロルにはマンムー・テツノツツミが出せるのでそのまま選出とも一致しました。
part15 アローラキュウコン、ハバタクカミ、タケルライコ、オーガポン、ウーラオス、霊獣ランドロス
→マンムー3、コオリッポ5、キュウコン2、テツノツツミ1となりますので、初手コオリッポ、マンムー、キュウコンを選出しています。アローラキュウコンとタケルライコはそれぞれマンムー1で計算しています。
意外と理論に従っているのかも？ 事前に決めておくことでさらに即断即決に磨きがかかりますね。
◆苦手な相手・構築
・受け系 毒テラスタルマンムーのじわれ、キュウコン・テツノツツミのアンコールを絡めながら頑張るしかない。コオリッポが入ってからははらだいこで無理やりクレベースを崩す方向で考えた。
・クエスパトラ 襷ツツミ＋パオ・マンムーの物理打点で考えるがなかなか一筋縄ではいかない。相手のテラスタイプ次第だった。終盤マッチしなかったのが救い。
・オオニューラ 全員の素早さを上回っている。霊テラスタル対策も厚いと数的有利を取られて後続に締められるので最低でも一一交換を目指した。
・ゴリランダー 草打点が重く、グラスシードで物理耐久が上がるとパオで崩せず、ツツミはそもそもタイプ相性が悪い。コオリッポが入ってからマッチしなかったのでここに糸口がありそう。
◆まとめ
ここまでお読みいただきありがとうござました。
毎シーズンタイプ統一で高レート高順位叩き出す人が増えている気がします。私は2/27以降潜りませんでしたが、最終日の激戦について行けそうにはなかったのでこれでよかったかなと思います。
慣れはもちろん必要ですがデジタルな部分も多いので比較的使いやすいかなと思います。氷タイプが好きでタイプ統一したいけど組み方・回し方がわからない、という人の叩き台にでもなれば幸いです。
よい統一を、グッドアイス👍🧊
